さあ礼文島に到着です!!
今回カツカツ北海道スケジュールなのに、礼文島に寄ったのには目的があります。
それは”桃岩荘ユースホステル”に泊まるためです!!
今回の北海道では雨が多かったこともあり、ライダーハウスに泊まることが何回かありましたが、そこで出会ったライダーさんが必ず「一回行ってみた方が良いよ」と押していたので、急遽行ってみることに。。。
どうやらかなり個性的な!?ユースホステルだそうで、好き嫌いが真っ二つに分かれるそうです。
※ここまで読んで興味が湧いた方、行ってみたいと思った方、写真は少ないのですが読まずにおくことをオススメします。
先入観が生まれてしまうし、インパクトは大きい方が良いから。。。
そして少なくとも三日間は連泊することも。。。
そうすれば、新しい発見や懐かしさがあるはず。。。
それでは
発車オーラーイッ!!!
まずは港でお出迎え。全力で旗を振っているお兄さん発見!!
私と同じくライダーハウスで進められて来た旅チャリダーが三名、学生の女の子二人組も今日到着。
簡単な自己紹介しました。
どうやらチャリダーさんたちはみんなピンらしく、出会った道中で途中まで行動を共にしようとなったらしい。女の子二人組は、夏休みの旅行。そして、ある程度ネタを聞いた上で覚悟を決めた私。
自己紹介が終わるや、いきなり直面するのです。
「送迎車の青いバス(通称999号)がみんな大きな声である言葉を言わないと動かない」
という訳の分からないテンションで始まる意味不明な説明。
ここで何も知らされていないで訪れたチャリダー三人の頭上には一瞬”?”マークが浮かんでいましたが、考えている暇も、引き返す船も、もはやないのです。
青いワゴンに揺られながら集落から離れること10分。。。
途中、抜けたトンネルで30分ほど日本時間から進んだ桃岩時間に時計を合わせ、羞恥心を強制的に捨てさせられました。
沈む夕日が綺麗すぎてヘルパーさんの話を聞き流していると、ついに到着。
ヘルパーさんや既に何泊かされている宿泊者の方の盛大なお出迎え、簡単な説明と受付を終わらせると、荷物を自分のベッドに運ぶ。
女性人には団体部屋がありますが、男性人は本館!?の二階
建物は吹き抜けで一階には真ん中に囲炉裏があり、受付やヘルパーさんの控え室(必要なんです。)などがあります。囲炉裏の回りには色々なことが描かれたパネルがあります。
休む間もなくミーティング開始!!
男性ヘルパーさんたちがドンチャンしながらミーティングが始まることを行進で教えてくれました。
「ミーティング~♪」 ドォドォチャン ドォドォチャン
進行は主にこの4人。
手前から、ガラナさん、マイカルさん、バットマンさん、こしあんさん
まずは、ガラナさんから為になる島の観光案内。カラフルなパネル登場。
色々質問されました。ほぼムチャ振りでした。
ボケにも、とっても親切。
一枚上手な奥様にはタジタジだった感じでした。
写真はありませんが、召国再開発の命を受けてしまいました。となりにいた女の子は永住することになってました。
つかみのネタなどもあり、ここにしばらく宿泊すれば、忘年会の出し物を仕入れられること間違いなしといった感じです。
そして歌と踊りの時間で歌のお兄さん(ヘルパーさん)登場!!
歌は70~80年代の歌やアニメソング!オリジナルソングや振り付けもあります。
礼文島と隣の島のことを歌った歌では隣の島の正式名所を口にするととんでもないことになるそうです。
歌詞を先にヘルパーさんが叫んでくれるので安心して大声を出すのに集中できます。やさしさ
バットマンさんのギター最高です。
最初は歌を聞いているだけかと思いきや、いきなり踊ることになり練習もないまま、ぶっつけ本番。
ここで踊らないで冷静にしているとただの虚しいヒトになってしまうので踊ることにしました。
こりゃ男性ヘルパーさんが喉潰れてるの納得だ!!
そして、なりゆきで明日も泊まり、”愛とロマンの8時間コース”することになりました。
他にもヘルパーさんと巡る期間限定な企画のポスターが張ってありました。
ミーティング後はみんなでおしゃべりしたり
売店「ぶたなすび」で桃岩荘オリジナルグッズを買ったりできます。手拭い購入。
真っ暗。。。
翌朝
”愛とロマンの8時間コース”メンバーはユースの起床時間よりも早く起きて港から出るバスに乗らないといけません。
ヘルパーさんが起こしにきてくれるらしいけど、誰も起こしに来ないぞ・・・みんなバスに間に合わない!!
いや待てよ!自分が桃時を間違えてるだけなのか!?
寝ぼけてそんなことを考え、吹き抜けから下を覗くと、起こす当番ヘルパーのマイカルさんが寝てる。しばらくすると、ガラナさんに起こされ・・・慌ててる
やっぱり。。。
みんな寝坊で皆ドタバタ!!朝ごはんを急いでかっこみ、
そして港に向けて出発!!
なんとかストコン岬行きのバスに乗れました。
メンバーはコース経験者の釣り銭さん、昨日不思議な体験を共にしたチャリダーさん一人、学生の女の子二名に、見た目だけ健康な私。
島の南から一気に北上、最北限ストコン岬到着。途中アザラシの群れに遭遇、運転手さんに言われるまで岩だと思ってました。
ここから桃岩荘まで約30キロのハイキング!?がいよいよ始まります。そこに何が待ち受けているのか?そして愛は生まれるのか!?
天気は晴天!!最近、雨が多かったので良かった。
早速、断崖絶壁的な道!?低い草ばかりなので写真を見ると最高なんですが、実際は結構な道のりだし、なかなかのアップダウン。
前半は砂浜や水の色がなんとも綺麗な入り江などや、明らかに民家の敷地を抜けたりと自然と公共の場が混じっている感じでした。
途中、マイカルさんが作ってくれた凧をあげようとしたんだけど、風が強すぎて断念。
召国という人口3人(だったかな)の集落にいく分かれ道が。。。
休憩を挟みながら、聞いていた昼食ポイントで名物”圧縮弁当”をいただきました。
後半はジャングル、断崖絶壁の繰り返し。。。サンダル失敗だった。。。
聞くと数年前に大きな岩の落石でコースが変わり、とうてい8時間じゃ帰れなくなっているそうです。案の定、真っ暗。しかもあと1キロくらいからの雨ガッツリで、ずぶ濡れ。。。
結局12時間くらいかかったのか。。。
釣り銭さんの冷静な判断、チャリダーくんの逞しい先導、トラベラー二人の素敵な笑顔と持ってきてくれたおやつ
どれか一つでも欠けていたら、無事に帰れなかったと思います。
私は何をしたかというと、サンダルで参加してしまって本当にごめんなさい。。。
ハイキングというには過酷でしたが、参加して良かったです。
カップルができるって話にも納得!
なんとかミーティングにも途中から参加でき、今日到着して一番前で整列して聞き入っているライダーさん達を見て、いつの間にか桃岩荘になじんでいること受け入れざるおえない私たち。。。複雑
今日は学校の夏休みを利用してヘルパーをしていた”こしあん”さんの最終日だったそうで、ボリューム満天で感動満天な内容。
あっという間に就寝時間に。
出発の朝
今日の8時間コース参加者の足音が響き渡り起床すると、やっぱり筋肉痛。
ウトウトしていると、爆音の音楽が、そう出向の合図!!
いきなりラジオ体操開始!!参加は自由でちゃんとスタンプカードとかあります。
それにしてもヘルパーさんは常に体を動かしている!!キビキビ掃除をしたり本当にまじめ!!
朝一の船で稚内に戻ることに、つり銭さんはもう少しいるみたい。
船に乗るメンバーは何故か港まで歩くので、足ガクガクです。
別れの歌で見送られ、港に着くと車で先回りしてきたヘルパーさんと宿泊者たちがお出迎え。
稚内からの船が到着!!乗船すると、なにやら聞き覚えのある不思議な音楽・・・そう別れヘルパーさんたちは別れの踊りを全力でエンドレスする為に港へやってきたのです。
当然港には一般の島民はもちろん、着いたばかりで桃岩荘のことを全く知らない観光客もいます。その視線はなんともディープでした。
桃岩荘は確かに一風変わったユースでしたが、なんだかクセになりそう。毎年訪れるヒトの気持ちわかりました。
色んな意味で、現実から離れた生活。
ヘルパーさんたちとも少し話せたのですが、頭のおかしな変人は一人もいなかったです。皆良いヒトで人生に真面目で一生懸命でした。
以外だったのは宿泊客の年齢層などの幅広さ。
体育会系な雰囲気なので、私たちみたいな長旅で噂を聞いて立ち寄った方や、もの珍しさに体験しにきた方ばっかりかと思いきや、毎年訪れて何泊もする方、老若男女問わずいらっしゃいました。
とにかく貴重な体験でした。
つぎはもう少し連泊して島を観光したり、ゆったりまったり過ごすこともしたいです。